ソーラーパネルのクラックが発見できるEL画像診断
ELの特性を生かして、欧州では発電所建設の際に、モジュールの受入れ検査を実施することが一部絶対条件になっている。
受入検査とは、保全倉庫や建設現場など、モジュールの受け取りのタイミングでELチェック及び出力測定を実施するものだ。主要コンポーネントであるモジュールの品質を担保するのに有効な検査である。
本検査を実施することにより、納品メーカー側にも良い緊張感が生まれ、また購買条件に本検査による品質基準を設けておけば、低品質なモジュールを発電所に設置することを避けることができ、長期にわたる信頼性を担保するには必然であると考える。
受入れ検査に代表されるモジュールの品質検査はまだ日本ではなじみが薄いが、中古発電所の売買の市場が活発になってくれば、その需要は大きくなるものと確信している。

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