太陽光発電所の竣工検査重要性と目視におけるフローと想定される不具合No3
目視点検(現地作業)
チェックリストに沿って、架台やモジュール、ゲートなどについてチェックしていく
チェック項目には、入り口の施錠の状態、盗難防止のための監視システムの設置、モジュール、架台の取り付け、ケーブリング、フェンスに至るまで検査する項目は多岐にわたる。

設計、施工に起因する事例として、接続箱の位置が低く浸水しているものがあった。レポートには、解決策として、周辺部材を含めた正しい設計をおこない、設置しなおすことを指摘した。
また同じく施工に起因するものとして、接続箱が簡易ブロックにおいてあるだけのものもあった。
その他、多いのが、金具の取り付け不良である。原因として、金具のサイズがあっていない。増し締めができていないなどが挙げられる。

最後に、ASWでは、太陽光発電でチェックシートに記載した項目と写真とをマッチングさせ、オーナーに提出するレポート(報告書)を作成するのであるが、施工側に対する発電所所有者経由での是正勧告を目的とする以外、発電所の施工から運転開始までの最初の履歴を残すものとしてASWでは、詳細なレポートの作成を重要視している。また、投資家が外国人である場合も想定し、日英で記録も可能である。尚、本レポートについては、その後、年次点検でも、継続的に行われるため、将来的に発電所の再販をする場合の有用な発電所の履歴となると考えている。
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