• fukumura

発電所で発見される不具合

今回は、発電所の年次定期点検でよく発見される事例を紹介したい。


ケース1:ヒューズの焼け

原因として考えられるのは、ストリングケーブルやモジュールの故障である。


われわれがO&Mをした発電所で、計画をした段階では、雪の影響は少ない地域だと考えていたが、突発的に大雪に見舞われ、モジュールの下に雪がかかり、長く同じ箇所に溶けず留まり、ストリングに影が長くかかったために、ヒューズが焼けたのではないかと推測された。


ケース2:モジュールの割れ


原因として考えられるのは、初期不良、施工不良、鳥などの投石など様々考えられる。

1MWの発電所で、モジュール4000枚程度でつまり全体で200枚、ストリング単位でいうと2か所程度、モジュールが割れている(例のように全面が割れているケースはほとんどなく、1箇所だけ割れているものも多い)。この場合、I-Vカーブ測定にて、出力を調べても出力は落ちていないケースがほとんどである。


ただ将来的に起こる問題については、無視できない。理由として

・ホットスポットになり、熱を発するケースがある

・電流が漏れて、触ると感電する可能性がある

・絶縁不良により、パワーコンディショナが止まる可能性がある

写真1・2 サーモグラフィックカメラでホットスポットを発見。このケースでは、他の部分よりも20℃近くも高温になり、危険な状態であった。

緊急駆けつけ的な目的での監視、O&Mでは、発電所が止まって長期にわたり発電が確保できないというリスクは回避できるかもしれないが、将来に起こりうる問題の発見や改善提案などはできない。


アドラーソーラーワークスが考えるオペレーション・メンテナンスは、今現在起こっている問題や状態を把握するだけでなく、将来に起こりうる問題や重大な欠陥(火災や発電量の著しい低下など)を早期発見し、その問題箇所を、経年的に状況監視、メンテナンスをおこない、20年間、不要な追加投資なく、安定運用させることである。


また転売などで必要があれば、前述のpとおり、発電所の査定・評価(デューデリジェンス)また、再生(リパワリング)や改善のコンサルティングをおこなうこともしている。

今後太陽光発電が日本のエネルギー政策において基幹電源になるためには、太陽光発電所のオペレーション・メンテナンスは欠かせない。地域に太陽光発電所が当たり前にあり、当たり前に稼動し、電気を供給し続けること、これを支え、日々発電所の安全で安心な運転を見守り、日本の発電インフラの番人としての誇りを持ち、全国にある発電所を日々監視し、、確実に日本の次の世代に発電インフラをつなげるため、努力したいと考えている。

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